【離婚危機】パパ!育休取らないと…

保育士さん向け

子どもが生まれたのに夫婦の関係が冷めた?

付き合いたての頃は何をしても楽しく、相手が愛おしく夢のような時間を過ごしています。しかし出産を機に夫婦関係に亀裂が生じることがあります。原因は明確で妻の夫への愛情が子どもにほぼ注がれてしまうからです。ここで寂しい・不安になるお父さんは多いです。

下のグラフを見ると、出産直後急激に子どもに愛情が向くのと同時にガクッと夫への愛情が減っています。これは子どもを育てていく上でとても大切な生理現象。お父さんに愛情が向いたままだと、子どもがほったらかしになるので育つ事ができません。ここを理解することが非常に大事です。お母さが冷たくなったと感じるのは当たり前のことだったんですね。

出典:東京ウィメンズプラザ「パパとママが描くみらい手帳」

日本人の3組に1人が離婚⁉

よく耳にする3組に1人が離婚の話は年間の結婚する人と、離婚した人から割り出された数値なので離婚する人が非常に多く見えてしまいます。実際はその年に結婚した人が同じ年に離婚なんてのは、芸能人ぐらいだと思うのであまり当てにならないです。

ここ数年は年間約20万組の夫婦が離婚しています。この数字が多いか感じ方はそれぞれですが、世界的にみても多い事はないようです。体感として僕の周りの人は離婚する人が多いです。結婚して5年以上たってから離婚しています。もちろん変わらず仲の良い夫婦もいます。

想像して下さい。子どもが小さいうちに離婚してしまった場合、子どもに会いたくても会えなかったり、60歳代になり定年し家に居ると鬱陶しがられ、ついには熟年離婚。毎日スーパーの値引きラベルのついた冷たい弁当を買って食べる日々…

病院で働いていた時も親族でなく友人が、身の回りの世話だったり重要な事を決める人であったりが、普通にありました。できれば子どもたちに面会にきて欲しいですよね。

お互いにとってプラスになる離婚は積極的にするべきだと思います。しかし子どもがいる場合はそうは思いません。言うまでもなくパパとママの存在は子どもにとって本当に大きいです。離婚にも色々な理由があり、片親を否定するつもりは全くありません。すごい人はたくさんいます。しかし元々離婚したかったわけではないはずです。

もし出産を控えたパパがこれからお伝えすることを実践すれば、妻といつまでも仲良く暮らしていけることが調査でわかっています。お父さんの行動1つで妻も子どもも幸せになれる目からウロコの方法を知り、いつまでも仲のよい夫婦関係を築いて下さい。

解決の鍵はイクメン!

結論!育児休業を取りましょう

もう一度『女性の愛情曲線』のグラフを見てもらいたいのですが、出産を気に妻の愛情が子どもに向くことで、夫は寂しさや子どもへ嫉妬してしまうことがわかりました。妻の行動は自然なことだと理解できると浮気などをしてしまう理由にはならないですね。

もう一つポイントとして、妻の愛情が回復したグループ低迷したグループにわかれました。なぜ夫への愛情にここまでの差が生まれたのでしょうか?ここが今回の最重要ポイントになります。

それは『結婚直後から出産を経て乳幼児期の間にどれだけ家事・育児ができたか』が大きな分かれ目となっていました。

かなり雑に言うと、子どもが5歳(小学校に就学)になるまでの数年間、たった数年間家事・育児を妻と分担するだけで、お互い好きだった頃に戻れるのです。数年頑張ったからといってすぐに付き合った頃のようになることはありませんが、子どもが親元を離れていくにつれて、ドンドン夫への愛情が増しています。

家事育児をしたら良いことはわかったけど、仕事もあるし今の生活状況で休みも少ないし、帰ってもヘトヘトで何もできない。むちゃくちゃよくわかります。職場に自分の持てる力全てを置いてきた状態になります。そんな状態で家事育児は無理です。

だったら育児休業をとって家事育児に専念すれば良い!これが結論です。

「それができないから困ってるんでしょ」と聞こえてきそうですが、朗報があります。男性の育児休業を促進するため『育児・介護休業法』が改正されました。2022年4月から大きな制度変化が段階的にあり、国としても強力にイクメン(育児休業を取る人)を増やそうとしています。

これまで男女雇用機会均等法や家庭科授業、働き方改革などしてきました。なぜなら女性活躍や少子化などの様々な課題があるためです。そこで男性の育児・家事参加がこれらの課題をまるっと解決する究極の奥義であることがわかり今非常に力を入れています。

個人として今後イクメンを増やし子どもの成長に貢献するために、ブログやYouTubeなどを通じて、詳しい制度の説明や子育てに役立つ情報を、発信していきますのでよろしくおねがいします。

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